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阿波池田で買うべきお土産

山間部の寒冷な気候と急傾斜地のため、昔は米作りが難しかった祖谷地方では、ソバなど環境に合わせた食文化が継承されてきました。
地域の風習や、たばこ製造業などで栄えた町の歴史に由来するお菓子も優しい味わいで息づいています。

 

「そば米雑炊」

ソバの実の皮をのぞいた「そば米」と野菜や山菜、鶏肉などを煮た雑炊です。
祖谷地方では米がとれなかったため、平家の落人がソバを米に見立てて都の暮らしをしのんだのが始まりとも言われています。
そば米のプチプチした歯ざわりが楽しめる、体に優しいヘルシーな料理です。

 

「祖谷そば」

昼と夜の気温差が激しい祖谷地方は、寒冷地を好むソバの栽培が盛んになりました。
つなぎをほとんど使用しない祖谷そばは太く短めの麺で、プツプツ切れる食感も楽しめます。

 

「ちょん太ちょん平」

たばこ製造業で栄えた明治期には、裕福な商人たちが贅沢品として羊羹を重用したそうで、阿波池田のまちには、羊羹屋が数多くあります。
中でも1892年創業の安宅屋羊羹は、現在でも羊羹だけを作り続けている老舗。
風格のある店舗に並ぶスタンダードな棒状の羊羹の横で、異彩を放っているのが「ちょん太ちょん平」です。
まるで風船アイスのような風貌の羊羹は、楊枝で刺すとツルンと風船が割れるよう剥けてそのまま楊枝に刺して食べられます。
甘すぎずさっぱりとした味わいと一度聞いたら忘れられない名前に驚くこと間違いなしのお土産です。

 

「おいのこ菓子」

「お亥の子」という旧暦10月の亥の日に行われていた収穫祭に由来する和菓子。
このお祭りでは、子どもが藁の輪っかを持って家々を訪ねて回り無病息災を祈願、そのお礼においのこ菓子やみかんなどをもらう日本版ハロウィンのような風習がありました。
今では行われなくなりましたが、小麦粉や黒糖を練って、伸ばして、切って、焼くだけの昔ながらの製法で作られるこの菓子は、どこか懐かしい味わいです。

 

「渦巻きういろう」

阿波ういろうは、その昔、阿波の子どもたちが節句で遊山に出かけるとき、お弁当を詰めていた遊山箱にも定番で入っていた郷土のお菓子。
昭和5年創業のふくや菓子店が、阿波の名称「渦」をイメージして作った「渦巻きういろう」は、味もひと味違い、見た目も一風変わった逸品です。